こころコラム

六月病について

六月病の症状

最近、気分が乗らない、やる気が出ない、体調がすぐれないと感じている方はいませんか?それは「六月病」かもしれません。六月病は新生活が始まってから約2〜3ヶ月が経過する6月頃に現れる心身の不調を指します。この時期は、初めの緊張や興奮が薄れ、現実の厳しさや新しい環境に順応するためのストレスがピークに達する時期です。六月病の主な症状は、五月病と似ている部分もありますが、より深刻な倦怠感、不眠、食欲不振、イライラや不安感などが挙げられます。特に、長期間にわたるストレスの蓄積が原因となるため、心身の疲労が深刻化することが多いです。

五月病と六月病の違いの一つは、その背景にあります。五月病は新生活の始まりによる一時的な緊張の反動であり、比較的短期間で解消されることが多いです。対して、六月病は継続的なストレスの結果であり、より長期間にわたり心身に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

対策

適切な休息と睡眠の確保:

日々のスケジュールに睡眠時間を確保し、十分な休息をとることが重要です。体と心をリフレッシュさせるために、日中の小さな休憩も取り入れましょう。

ストレス管理の方法を身につける:

マインドフルネスや深呼吸、瞑想などのリラクゼーションテクニックを取り入れて、ストレスを軽減しましょう。また、仕事や学業のストレスを発散するために、趣味やスポーツを楽しむ時間を作ることも効果的です。

健康的な生活習慣の維持:

定期的な運動やバランスの取れた食事を心がけることで、体調管理がしやすくなります。特に、疲労回復やストレス解消に効果的な運動を取り入れましょう。

ソーシャルサポートの活用:

家族や友人、同僚とのコミュニケーションを大切にし、ストレスを分かち合うことで心の負担を軽減できます。また、助言や支援を受けることで新たな視点を得ることもできます。


 心身のバランスを保つためには、自分の体や心の状態を注意深く観察し、必要な時には休息を取ることが重要です。ストレスを軽減するために、日常生活に工夫を加えながら自律神経を整え、心身ともに健康に過ごしていきましょう。