- カウンセリング
- 不眠症のための認知行動療法
(Cognitive behavioral therapy for Insomnia: CBT-I)とは - 不眠症の治療として推奨されているCBT-I
- CBT-Iをおすすめしている方の特徴
- CBT-Iのメリット・デメリット
カウンセリング
当院では、必要な方にカウンセリングのご提案をさせていただいています。
服薬による治療に加え、専門の公認心理師・臨床心理士が患者さまの個別の悩みについてサポートしていきます。
不眠症のための認知行動療法
(Cognitive behavioral therapy for Insomnia: CBT-I)とは
CBT-Iとは、不眠の維持要因となっている生活・睡眠習慣を明らかにし、修正することによって、睡眠改善につながる生活習慣を身につけることを目的とした心理療法です。
(岡島. Jpn J Psychosom Med 58. 2018)
不眠症の治療として推奨されているCBT-I
治療方法が確立されていて、効果も実証されていることから海外の治療ガイドラインでは、慢性不眠障害に対してまず初めに選択される方法として推奨されています。(Saateia MJ., et al., J Clin Sleep Med. 13:307-349, 2017, Qaseem A., et al., Ann Intern Med. 165: 125-133, 2016 )
CBT-Iをおすすめしている方の特徴
当院では、下記のような思いを持たれている方にCBT-Iをお勧めしています。
- 服薬に抵抗感を持たれる方
- 再発を予防するためのスキルを身に付けたい方
- 睡眠薬を減らしたい方
CBT-Iのメリット・デメリット
CBT-Iのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 睡眠薬を使用しなくても睡眠の悩みを解決できる
- 睡眠に関する知識が身につき、多数の対処法を身につけることができる
- 睡眠薬を減らすことができる
- CBT-I終了後も治療効果が持続する
デメリット
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効果が出るまでに時間がかかる
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併発する症状(気持ちの落ち込みなど)が深刻だとCBT-Iに取り組めない場合がある