パニック障害 CONTENTS パニック障害とは 症状・原因・治療について 主な症状 パニック障害の治療 薬物療法 精神療法 パニック障害の心と体からのサイン パニック障害とは パニック障害とは不安・恐怖・動悸・呼吸苦・めまい・発汗などのパニック発作が短時間突然に激しく起きる病気です。会議中や満員電車や飛行機・エレベーター乗車中・高速道路・美容室・歯科などの閉鎖的な空間で起こることが多いですが、緊張がとけた休息中にも出現します。 「死ぬのではないか」という恐怖が強くなり、身体に悪い所がないにも関わらず症状を繰り返します。予期不安が持続することでパニック障害を起こした特定の状況を避けることから、行動パターンを変えなければならなくなり日常生活上の支障をきたします。 100人に一人はパニック発作にかかると言われており、珍しい病気ではありません。早期治療により完治を目指します。 症状・原因・治療について 主な症状 パニック発作(急な動悸・呼吸苦・過呼吸・不安・恐怖感・発汗・吐き気などが激しく生じる)・予期不安(また起こるのではないかという不安が付きまとう)・広場恐怖(逃れられない・助けが得られない・自分でコントロールできない場所や状況に対する恐怖)の3つが主症状。 パニック発作 急な動悸・息苦しさ・不安・恐怖感・発汗・吐き気などが激しく生じる 予期不安 また起こるのではないかという不安が付きまとう 広場恐怖 逃れられない・助けが得られない・自分でコントロールできない場所や閉鎖的な状況に対する恐怖 パニック障害の治療 パニック障害の治療では、まずはパニック発作が起こらない状態を維持することが目標となりますので、薬物療法によりパニック発作をコントロールしながら、あわせて、本人の苦痛や不安に対して精神療法を行ってゆくという治療がおこなわれます。 まず初めにパニック発作が起こらないようにしなければなりません。そのために患者様の状況を診ながら適切な薬物療法により発作を抑えます。同時に精神療法を進めていきます。 薬物療法 神経伝達物質であるセロトニンという神経伝達物質に作用するSSRIや少量の抗不安薬を用いてパニック発作を抑えます。服用を続けることでパニック発作が起こらないような状態を目指します。 精神療法 パニック発作が起こる原因を探りながら発作を繰り返さないような対処法を説明します。発作が継続的な状態でもうまく治療の方向性を調節できるようになります。 パニック障害の心と体からのサイン